
<マーリンズ-ドジャース>◇6日(日本時間7日)ローンデポ・パーク
ドジャース大谷翔平投手(30)の9号2ランをキャッチしたフィジカルセラピスト(理学療法士)のジョナサン・アーブさんが、予想的中の喜びを語った。
前日5日の5回、大谷は右腕アルカンタラの速球を捉え、打球は右翼ブルペンへ。弾丸ライナーをキャッチしたアーブさんは、「毎日グローブは持ってきてるけど、実際にホームランキャッチゲームで取れたのは初めて。ショウヘイのボールでとてもうれしかった」と、捕球したボールを握りなら満面の笑みを見せた。
ブルペンでは本塁打を打つ選手を事前に予想し、当てるゲームを行っているという。「打席に入る前に“この選手がホームラン打つって予想して、当たったら次も予想できる。でも外れたら次の順番は回ってこない」とルールを明かした。
大谷の第3打席。アーブさんに予想する順番が回ってきたところで、「ショウヘイは毎打席、ホームランを打つと思っているんだけど、その打席で『よし、ショウヘイがホームランを打つ』と宣言したら、その直後に打った。一瞬パニックになったけど、フェンスから手を出さないようにして、幸運なことに捕れた。それ、ゲームで10ポイントもらったんだ」と喜んだ。
優勝者のご褒美は「自慢する権利」だという。大谷のホームランを予想&キャッチしたことで、アーブさんは現在、トップに躍り出た。ホームランキャッチの映像が話題となり、祝福のメーセージもたくさんもらった。大谷とは「ハグして、笑い合ったよ。ボールについてはまだちゃんと話してない。個人的には彼に返すべきだと思っているけどね。ショウヘイのホームランだから」と、心境を語った。