
ヤンキースのエース右腕ゲリット・コール(34)が5日(日本時間6日)、右肘のトミー・ジョン手術を受けてから初めて会見を行ったと複数の米メディアが伝えた。
手術は3月にロサンゼルスで、ドジャース大谷翔平投手(30)の肘手術も執刀したニール・エルアトラッシュ医師が行い、肘の靱帯(じんたい)を補強するインターナルブレースも使用し修復したという。復帰には通常14カ月が見込まれている。
コールはリハビリについて「真っ暗闇から始まって、トンネルの出口に向かって進んでいくという感じ」と話し、復帰については「新しいタイヤに履き替えて新鮮な状態で戻れればと思う。長いプロセスになるし、楽しいものではないが、焦らずにやりたい」と話した。8月にスローイングプログラムを開始するという。
2020年からヤンキースの先発ローテの柱となり、23年サイ・ヤング賞に輝いたコールは、昨季はケガで17試合の出場にとどまり、8勝5敗、防御率3・41。今年のキャンプで肘に違和感を訴え、手術となった。