
<ロッテ1-2楽天>◇5日◇ZOZOマリン
楽天が“2桁得点の次の試合は敗戦”のジンクスを打ち破った。2-1の9回、5月に入り新守護神に指名された鈴木翔天投手(28)が登板。
ロッテの先頭ポランコを150キロ直球で空振り三振、続く中村奨は二飛に抑える。代打岡に内野安打を許すも、藤原はスライダーで空を切らせた。「ああいうところで投げるために練習してきたので、1年通して、ここを守れるように投球していきたい」。今季2セーブ目で締めた。
打線は2安打ながら5盗塁。機動力を絡めて得点した。同点の6回1死、小深田が四球で出塁し、すかさず二盗。捕手寺地の悪送球も重なり三塁まで進んだ。浅村の遊ゴロが野選となり、小深田がヘッドスライディングで決勝のホームを踏んだ。三木監督は「打線は情けなかったね」と話した上で「小深田の走塁なんかは非常に評価できる」。3回の先制点も中島の二盗から宗山が適時打を放つ形だった。
前日4日オリックス戦は今季最多の20安打&14得点で大勝。2桁得点の次の試合は22年4月19日の日本ハム戦から15連敗中だった。「昨日みたいにたくさん打って勝てる試合もあれば、今日みたいに2本か、ヒット。打てなくてというところで、同じ勝ちやけど、いろんな形があるから」と三木監督。不名誉記録に終止符を打った。【山田愛斗】