
<日本ハム3-8楽天>◇22日◇エスコンフィールド
楽天は浅村栄斗内野手(34)が爆発し、今季初の4連勝で2位タイに浮上した。来日初登板となった日本ハムの「火球男」古林睿煬を攻略。4点リードの6回2死一、二塁、4球目の内角高め152キロ直球をかち上げた。打球はあっという間に右翼スタンドに到達し、2戦連発となるダメ押しの4号3ラン。「感触は昨日より全然良かった」。前日の通算300号に続き勝利に導くアーチとなった。
初回からじわじわとボディーブローのように効かせ、古林に先制パンチを浴びせた。1回、1番小森が四球を選ぶと1死後にすかさず二盗。浅村が左前打で一、三塁とチャンスを広げ、相手の適時失策で先制点を奪った。さらに渡辺佳の二ゴロ、村林の中前適時打としぶとく3得点。6回には代打鈴木大がバットを折りながら適時打を放った。
浅村は1発を含む5打数3安打3打点で打線をけん引し、通算2000安打まで残り13本とした。「1本1本だと思う。あまり意識せず、目の前に来た時に意識したい」。一時は借金5まで膨らんだが、今季最多タイの貯金1とした。コツコツと豪快-。両方のパターンで得点を奪える今の楽天は強い。【山田愛斗】