starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ゼロ年代を代表する青春映画「リンダ リンダ リンダ」公開から20年で4K版8・22全国公開


2005年に公開された山下敦弘監督の映画「リンダ リンダ リンダ」が、4Kリマスター版として20周年に再上映される。物語は女子高生4人がブルーハーツの曲をコピーするバンドを文化祭で発表するため奮闘する姿を描く。主演のペ・ドゥナは韓国からの留学生役で、3日間でブルーハーツの曲をステージで披露した。この映画は青春映画として高評価を得ており、米国では映画に影響を受けたバンド「THE LINDA LINDAS」が結成された。出演者や監督は、この作品の特別な思い出を語り、新しい世代にもぜひ楽しんでほしいとコメントしている。

(C)「リンダリンダリンダ」パートナーズ

2005年公開の山下敦弘監督(48)の映画「リンダ リンダ リンダ」が、公開から20年の時を経て4Kとなる。4Kデジタルリマスター版「リンダ リンダ リンダ 4K」が、8月22日から東京・新宿ピカデリー、渋谷シネクイントほか全国で公開することが24日、決定した。

「リンダ リンダ リンダ」は、山下監督の初35ミリ作品。文化祭前日に突如、バンドを組んだ女子高生4人が、本番まであと3日と迫る中、ブルーハーツをコピーするためボーカルの韓国から留学生をはじめ、寄り道だらけの猛練習を始めた姿を描いた。

今や世界で活躍する韓国の俳優ペ・ドゥナ(45)が、バンドボーカルに抜てきされ3日間でブルーハーツをステージで歌うことになるソンを演じ、たどたどしくも心に響くブルーハーツの名曲を歌った。ドラムの山田響子を演じた前田亜季(39)とギターの立花恵を演じた香椎由宇(38)は、実際にドラムとギターに。ひた向きに挑んだ。ベースの白河望を演じたロックバンド「Base Ball Bear」のベース関根史織(39)は、本職のミュージシャンで演技初挑戦ながら、俳優3人と渡り合った。そんな4人のコンビネーションを、同監督が1本の映画にまとめ上げた。

ゼロ年代を代表する青春映画と評価が高く、公開から20年経った今も世界中にファンを増やし続けている。米国では、10代の少女たちが映画にインスパイアされバンド「THE LINDA LINDAS」を結成し、22年のサマー・ソニックではステージで「リンダリンダ」を演奏する、逆輸入現象が起き、話題となった。

「リンダ リンダ リンダ 4K」は、35ミリフィルムの質感は残しながらも、細部をクリアにすることで、誰もが心に抱く青春の記憶がより一層鮮やかに胸に迫る。ペ・ドゥナ、前田、香椎、関根、山下監督が、コメントを発表した。

ペ・ドゥナ 映画「リンダ リンダ リンダ」が20周年を迎え、4K公開するとのこと、心よりお祝い申し上げます。2004年の前橋での「リンダ リンダ リンダ」の撮影は、私にとって忘れられない大切な思い出です。韓国映画界だけで活動していた私にとって初めての海外作品でしたが、日本語も日本文化も不慣れな私は劇中の歌そのものだったように思います。そんな私の友達になってくれた香椎さん、前田さん、関根さんと撮影しながら感じたその暖かさは今でも心に残っています。「リンダ リンダ リンダ」は、個人的にも、私の20代の出演作品の中で一番好きな作品のひとつであり、とても誇らしい作品です。「歌ができなくてもいい、日本語ができなくてもいい」とラブコールを送ってくださった山下敦弘監督に改めて感謝します。おかげで、こんな貴重で素晴らしい作品の中に私の20代が収められました。改めて20周年おめでとうございます。

前田亜季 20周年おめでとうございます。大好きな作品が再び4Kで上映されること、本当にうれしく、私自身もとても楽しみです。試写で久しぶりにスクリーンで見て、懐かしさで胸がいっぱいになると同時に、新鮮に感じる不思議さ。泊まり込みでみんなで通った現場や撮影合間の出来事、部室でした楽器練習、いろんなことが思い出されて、すてきな記憶として私に刻み込まれてるのだな、と思います。実際の高校生活よりも青春していた日々。校舎のカットがいま、胸にグッときます。再びの方にも、新たにの方にも、ぜひ大きな画面で楽しんでいただけたらと思います。一緒に楽しみましょう!

香椎由宇 このたびは公開20周年おめでとうございます! 部活にしろ、遊びにしろ、何にしろ、何かに熱中することを少し恥ずかしいと思い込んでた10代、そんな時にこの作品の撮影がありました。ドゥナさんを始め、前田さん、関根さんとは、まるで本当の同級生のように部活(バンド練習)に励み、あんなに何かに一生懸命になれたことも、国も年齢も違えどあんなに毎日毎日ただただ笑えたのも、演技なのか演技じゃないのか錯覚するように撮影に臨めたことも、私にとっての宝物の時間になりました。そんな全てをしまいこんだ「リンダ リンダ リンダ」今観てもいとおしく懐かしく、また、当時の自分をうらやましく思える作品です。20年前に観た方も、今青春真っただ中な方にも、やっぱり観て欲しいと胸を張ってお届けしたい作品です。

関根史織(Base Ball Bear)撮影当時、わたしはまだ下北沢でライブし始めたばかりのバンドマンでした。縁あって出演が決まったのですが、バンドマンとしてのキャリアも浅いわたしがいきなり出演して大丈夫なのか…そもそもあいつ演技できんのか?と恐らく周りの人たちを大変不安にさせたかと思います。でもそんなわたしを、現場の誰1人バカにしたりせず、ほぼ自分のままでいられるような役に皆で仕立てあげて下さいました。20年経った今もわたしはバンドをやっているのですが、どこへ行っても本当にいろんな人たちから「あの映画大好きなんです」と言ってもらえます。こんなにうれしいことはあまりないです。今回の4Kリマスターをきっかけにまた改めてたくさんの人に観ていただけたらうれしいです。

山下敦弘監督 「リンダ リンダ リンダ」という映画は、たぶんいろんな出会いとタイミングがうまく折り重なった映画なんだと思う。“女子高生がブルーハーツのコピーバンドをする”ただそれだけの物語なのに、あの頃の自分たちなりの欲望や衝動がにじみ出ていて、内容はもちろん、作る側も青春ど真ん中にいたような気がします。あと皆んながホントかわいい。監督しといてなんですが、自分にとって“奇跡の一本”だと思っています。4Kリマスターされた「リンダ リンダ リンダ」は当時の印象そのままにまた新しい感動を与えてくれると思います。是非スクリーンで楽しんでください。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.