
<DeNA-広島>◇27日◇横浜
DeNAトレバー・バウアー投手(34)が日本球界復帰後初の中4日で先発し、8回2安打1失点10奪三振、NPB自己最多の129球を投げ、日本復帰後初勝利を飾った。
初回に“重盗”を仕掛けられ、本盗で先制点を許したが、2回以降は徐々にテンポが良くなり、4回には投手強襲のライナーを1回転して身をかわしながらキャッチ。自らの好プレーで勢いに乗ると、5回は林を151キロ直球、石原、玉村をカーブで3者連続三振に仕留めた。クイックモーションでタイミングをずらしたり、直球と変化球で緩急をつけるなど自在に操った。
7回4失点の22日阪神戦から中4日で、NPB2年ぶりの白星を飾った。登板前日の26日には「本音を言うと今日でも投げられそう」と笑いつつ「過去10年間、中4日で投げてきました。睡眠、栄養、リカバリーをこまめにトラッキングしている。自分で集めたデータによると中3日で完全に回復しているというデータもあります」と自信をみなぎらせていた。
日本では23年8月25日の中日戦(バンテリンドーム)以来611日ぶりの白星となった。