
<FA杯:クリスタルパレス3-0アストンビラ>◇26日◇準決勝◇ウェンブリー・スタジアム
イングランド協会(FA)カップは準決勝の1試合が行われ、MF鎌田大地(28)がフル出場したクリスタルパレスがアストンビラに3-0で勝ち、9季ぶりの決勝進出を果たした。5月17日の決勝でノッティンガム・フォレスト-マンチェスター・シティーの勝者と対戦する。
会場のウェンブリー・スタジアムには約8万2000人の観衆が集まった。クラブ初の主要タイトル獲得を狙うクリスタルパレスは前線の3人がそれぞれゴールに絡んだ。
前半31分にFWエゼがFWサールの右からのパスを右足ダイレクトで蹴り込んで先制。後半8分にFWマテタがPKを失敗したが、同13分にマテタのパスを受けたサールがペナルティーエリア外から右足でゴール左下に突き刺した。試合終了間際にもサールが抜け出し、GKとの1対1から右足で冷静に仕留めた。
鎌田は中盤でパスをさばきながら、精力的にピッチを駆けて勝利に貢献。後半追加タイムには粘り強い守備で相手ボールを奪うと、巧みな足技で相手を抜き去って前線へパスを送った。その直後に試合終了の笛が鳴った。