
<明治安田J1:町田0-1湘南>◇25日◇第12節◇第1日◇町田GIONスタジアム
FC町田ゼルビアはホームで湘南ベルマーレに0-1で敗れ、黒田剛監督(54)就任3季目で初の3連敗を喫した。
前半あった再三のチャンスをものにできず、互いに無得点のまま迎えた後半アディショナルタイム、途中出場してきた相手FW池田昌生(25)に右足で押し込まれた。
黒田監督は「前半にあれだけ多くのチャンスがありながら、ゴールを割れなかった。日常を変え、個人のスキルを上乗せしていかなければならない。最後は個人のスキル、能力が、このリーグでは大きく差を生んでくる。そこは言い訳にすることなく、日ごろから鍛錬していくしかない」と省みた。
昇格1季目でいきなり3位だった昨季から一転し、今季は波が激しい。今月上旬は首位に立ったものの、現在は11位。苦しい試合が続く。
「選手も認めがたいというのはあったと思う」と代弁しつつ、結果として3試合連続の完封負けに「点を決められる魔法のトレーニングや練習はない。地道にやっていくしかない」と、きっぱり。「受け入れないといけない。結束して1歩前進しないといけない」と自らに、チームに言い聞かせた。
ただ、下を向いている時間はない。29日には敵地でセレッソ大阪との次節が控える。「初めての3連敗という数字がつきまとって、話題になるかもしれませんが、自分たちは良い方向に行けている」と取り組みには自信があるだけに、視線を上げた。【藤塚大輔】
◆湘南は星を五分に 2連敗中だった湘南は3試合ぶりの勝利。日本代表の森保一監督(56)も視察に訪れていた中、敵地で土壇場から勝ち点3をもぎ取り、今季成績を5勝2分け5敗とした。