
<明治安田J2:鳥栖2-1山形>◇第11節◇25日◇駅スタ
サガン鳥栖がモンテディオ山形に競り勝ち、2試合ぶりの勝利で通算5勝2分け4敗の勝ち点17とし、前節の8位から、J1昇格プレーオフ圏内となる5位へと浮上した。
開幕3連敗後は、8試合で5勝2分け1敗と完全に立ち直り、4試合連続で負けなし。今季初めて白星が黒星を上回った。複数得点は3試合連続。
ホームでは5戦連続無敗(4勝1分け)。
試合は前半19分、DF井上太聖(22)が右CKの流れから、左足で今季2点目となる先制点。同31分にはMF西川潤(23)が、今季2点目となるPKを左隅に決めて追加点をマーク。
PKはMF新井晴樹(27)が獲得したものの、小菊昭雄監督(49)が試合前日のPK練習を見て、西川をキッカーに指名。采配も当たった。
後半終了間際に1点を返されたが、小菊監督が最終盤に5バックに変更しており、執念の逃げ切り勝利を収めた。
攻守に活躍した井上は「(得点の場面は)1人抜くところまでは完璧だと思ったが、何とか入ってよかった。みんなが祝福してくれ、うれしかった。また、連勝できるように準備をしていきたい」と喜んだ。
1年でJ1復帰を掲げる小菊監督は「前半は前節同様、圧倒することができた。しっかりと勝ちきれることができたのは、大きな成長だと思う。ただ、2-0から3点目を取れるチームに、改めて成長していかないといけない」と気を引き締めていた。
次節29日は、敵地で大分トリニータとの九州ダービーに臨む。