
<明治安田J1:京都2-1横浜FC>◇25日◇第12節◇サンガS
京都サンガF.C.がホームで横浜FCを下し、首位を堅持した。
序盤は横浜FCに押し込まれる時間が続いた京都だったが、体を張った守備でしのいで、徐々に主導権を握り返す。
京都の良さが出始めた前半15分、流れのまま先制に成功する。自軍ゴールキックのハイボールをFW原大智(25)が競り勝ち、つないだボールを再び受けた原が右から中央へドリブルで持ち込んで、最後はペナルティーエリア外から左足を振り抜く。このシュートがゴール右に決まった。待望の今季初ゴールを記録した原はその後も躍動。同27分には巧みなフリックからワンツーで抜けてクロスを入れ、同43分には迫力ある突破で前進してシュートを放つなど存在感を見せた。
後半4分には横浜FCのDF福森晃斗(32)にクロスを許し、折り返しをFWルキアン(33)決められて同点とされたが、同26分に再び京都が突き放す。右サイドからのアーリークロスを原が頭でゴール右へ落とすと、これを受けた途中出場のMF奥川雅也(29)が胸トラップからの切り返しでDFをかわし、左足で勝ち越し弾。2戦連続となる決勝点を決めた。
高い位置でのボール奪取から素早く相手ゴールに迫った京都は、その後も優勢に進めて勝利。今季3度目の連勝で首位の座を守り抜いた。