
<DeNA2-4阪神>◇24日◇横浜
悪夢のような逆転負けで今季ワーストの5連敗を喫した。借金は昨季ワーストだった昨年6月8日に並ぶ6まで膨らんだ。
リードを懸命に守っていた1点差の7回、阪神打線にあっさりとひっくり返された。森原が2番手で登板。簡単に2死を奪うも、阪神近本に左翼への二塁打を打たれて得点圏に走者を背負った。続く中野に左前への適時打を浴びて同点。佐野の返球が走者の近本に当たってそれ、打者走者の中野は一気に三塁まで進塁した。そして続く森下への初球。高め要求の直球が甘く入り、左翼席へと運ばれる2ランを被弾。2点のリードを許し、試合をひっくり返された。
立ち上がりこそ、テーマに掲げた先制点を奪って主導権を握る展開だった。1回2死二塁、阪神富田から牧が外角カットボールを捉えて左前適時打。4連敗中はいずれも許していた先制点を5試合ぶりに奪い「とにかく先制点をとって、主導権を握りたかったので先制打が打てて本当に良かったです!」と喜んだ。本塁への送球間に二塁を陥れて佐野の適時打で本塁生還。2点を先取していた。
先発の大貫は2回に内野ゴロの間に1点を返されるも、97球を投げて5安打1失点と粘投。中14日の実戦登板で役割は果たしたが、リリーフがリードを守り切れず。2点を追う9回には代打松尾と三森の安打で2死一、三塁と本塁打でサヨナラという場面まで攻めたが、蝦名が倒れてわずかに及ばず、5連敗となった。
投打がなかなかかみ合わない。この日は蝦名を2番、京田を3番に据えるなど、打線を組み替えてもがくも得点が遠い。5試合連続2得点で5連敗。今季最多の9得点を挙げた17日巨人戦(東京ドーム)を除けば直近7試合で平均得点は1・4点と強力打線が鳴りをひそめている。
三浦大輔監督(51)の試合後囲みの一問一答は以下の通り。
-先制するも2回以降沈黙
そうですね。そのあと先に追加点っていうところがね、取れずに来てしまったなというとこですね。
-もうひとつ長打とかが出せず
ここのところ長打はしばらく出てないかなというところなんでね。つないでいくしかないというところだったんですけど。初回だけでしたからね結局はね。
-森原が逆転された
2死からのところが、ちょっとまだ映像も見てないんであれですけども、こういう流れで選手たちがプレッシャーを感じてしまってるのか…。守りに入らず、どんどん攻めていけるようにチーム全体でやっていかないといけないなと思います。
-11安打、当たりは出始めている
長打は少なかったですけど、単打でつないでいくというところでね。よくはなってきてるとは思うんですけどね。選手たちも勝ててないというところでの、抑えないといけない、打たないといけないというプレッシャーになってるのかどうかね。もう少しもっともっとね、改善できるように、選手たちがもっと思い切ってプレーできるように、攻めていけるように。また明日からもっともっとしていかないといけないなと感じます。
-宮城がアピール
ボール内容もよかったですし。ああいう形で普通に積み重ねていけば、ビハインドだけじゃなくね、リードした場面でも、接戦でもそれだけのものを見せてくれてますから。これを続けてほしいなと思います。