
<DeNA2-3阪神>◇23日◇横浜
DeNA村田修一野手コーチ(44)が気持ちの部分の変化を求めた。延長戦の末に競り負けて、今季2度目の4連敗を喫し、借金は昨年8月17日以来の5に膨らんだ。
同点の7回には無死一塁から梶原が2球連続で犠打を決められず、3球目で見逃し三振。開幕から不動の1番を務めていたが、この日は8番に打順を下げて先発も、チャンスを広げられず。
村田コーチは「バットを振る準備が本当にできてるのかというところは、みんなに問いかけたい。技術じゃないところも大いに関わってくると思います。毎日切り替えて言ってやってますけど、より一層そういう気持ちは必要になる」と技術以上にマインドの課題を挙げた。
梶原の犠打失敗に関しても、「やっぱり打線なので、みんなが打てるわけじゃない。出塁するのか、進塁させるのか、打点を最後あげるのかという3つ。カジの場合は進塁させるべきところで、自分も生きようという頭があったのか、セーフティー気味でしたし。後ろに筒香が控えてたわけなので『ゴウさんにしっかりつなぐ』という意識が頭の中にあったのか。どれだけ本気でバントしに行ったのか。その気持ちの部分だと思います」と苦言を呈した。
もちろん期待しているからこその裏返しの言葉でもある。「そういうところができていけば、間違いなくこのチームで中軸を打てる選手になる。ベテランになっても必要なことだと思いますし、長くレギュラーを張っていく選手には必ずそういうものがあると僕は思ってます。そういう意味ではそういうのを考えさせられる今日の試合だったと思うし、考えていかなければいけない選手だと思います」と糧にすることを求めた。