
<日本ハム3-8楽天>◇22日◇エスコンフィールド
楽天滝中瞭太投手(30)が、チームを今季初の4連勝で2位タイ浮上に導いた。23日の日本ハム戦(エスコンフィールド)に先発。8回98球、5安打2失点で2勝目を挙げた。プロ初完投は逃すも「前回が5回で代わり、6回、前回よりは1イニング行きたいなと思っていた。球数は僕あんまり今日見てなくて…。どこに球数出てるか分かってなかったので(笑い)。いい球数で行けたのが結果論ですけど良かった」と振り返った。
8回2死一塁、万波を遊ゴロに抑えると滝中はグラブをたたいた。6回と7回にソロ本塁打を浴びたが、2失点でゲームメーク。三木監督からは「初回から飛ばしてほしい」と背中を押された。滝中は「中継ぎのつもりでってわけじゃないですけど。先制点をなんとか与えないようにが、僕の中でテーマだった」。1回を10球で3者凡退に封じると勢いに乗った。
1年目の20年から日本ハム戦は11試合に登板し7勝1敗、防御率1・14と抜群の相性を誇る。「いい球も多かったと思いますし、それを引き続きやっていきたい」。前回登板に続いてチームに勝利を呼び込んだ。【山田愛斗】