
先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらい。パ・リーグ編。
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【オリックス】21日に西野、福田、ドラフト6位片山が登録抹消となった。ウエスタン・リーグでは5年目の来田が20日ソフトバンク戦(筑後)で今季1号の2ランを放つなど、打率3割6分4厘とアピールしていた。2軍再調整中の山崎も5試合に登板して無失点を続けている。右内腹斜筋の筋損傷でリハビリ中の森は今日22日の阪神戦(杉本商事BS)で実戦復帰を予定している。
【日本ハム】16日のロッテ戦の守備で左翼フェンスに激突し負傷した矢沢が17日に1軍登録を抹消された。代わりに18日からは、左脇腹の違和感で開幕前から2軍調整していた水谷が1軍昇格。2戦目の19日オリックス戦で1号2ランとスイッチが入った。19日には石井が再調整のため登録抹消され、浅間が昇格。いきなり「3番右翼」でスタメン出場し2安打1打点と気を吐いた。
【西武】右足首捻挫で登録抹消中のルーキー渡部聖は22日の2軍DeNA戦(ベルーナドーム)で実戦復帰予定。早ければ今週中に1軍合流になりそうだ。一方で2軍で3割を超える打率を残している佐藤龍は、1軍合流がまだ先になる見込み。三塁を争う外崎が好調で、他にも滝沢ら若手内野陣の好アピールが続いており、現状では1軍での出番が限られる可能性が高い。
【楽天】21歳小森が1軍昇格即スタメンでプロ初安打を放った。17日に出場選手登録されると、同日の敵地ソフトバンク戦の5回に前田純から中前打。家族も観戦に訪れた故郷福岡で錦を飾った。今オフ、ヤクルトにFA移籍した茂木の人的補償で楽天に入団。昨季のイースタン・リーグ盗塁王で代走の切り札として期待されるが、レギュラーを脅かす存在を目指す。
【ロッテ】>ファームは19勝3敗2分といまだに首位独走状態だ。ドラフト1位ルーキーの西川は15日に頭部死球を受けたが「全然問題ない、大丈夫です」との言葉どおり18日のヤクルト戦で5打数5安打を記録するなど、開幕当初の感覚を取り戻しつつある。22日から出場選手登録が可能だが、吉井監督は20日時点では「現時点では考えていない」と話すにとどめた。
【ソフトバンク】腰の手術を受け、離脱中の近藤が福岡・筑後市内のファーム施設でリハビリを開始した。シーズン前半戦中の復帰を見据え、初日はネットスローなどを行った。また、開幕から全17試合で5番に座った正木が左肩の亜脱臼で出場選手登録を抹消され、石塚が1軍昇格した。ウエスタン・リーグでは悩める右腕、板東が19日のオリックス戦で7回無失点の好投を見せた。