
日本ハムのドラフト1位、柴田獅子投手(18=福岡大大濠)が、20日のイースタン・リーグ、オイシックス戦(鎌ケ谷)で投手としてデビューする。先発で登板し、20球前後を予定している。野手としては既に2軍で9試合に出場し27打数3安打。今度は、もう一つの「顔」であるピッチング面で、一歩踏み出す。
投手としては、キャンプ中はブルペン投球も行ったが原則、体づくりを最優先。シーズン開幕後は、先に打撃で実戦を重ねながら、並行して投手としての調整を続けてきた。3月にライブBP(実戦形式の打撃練習)をこなして以降は、ブルペン投球を中心に進め「今のところ、ケガなく順調にやってます」と手応えを口にした。
17日のオフには、同期で育成2位の渋谷純希投手(18=帯広農)と、千葉・鎌ケ谷の街中まで自転車で向かい、“クイックカット”で散髪も済ませた。「混んでいて2時間待たされました。しかも渋谷の方が先で、さらに待たされました。全然クイックじゃなかったですけど、カットしている時間は一瞬でした」と苦笑い。じっくり待った散髪同様、大事にじっくり仕上げてきた右腕をいざ、振り下ろす。【永野高輔】