
ドジャースは18日(日本時間19日)、大谷翔平投手(30)を「父親リスト」に入れたと発表した。大谷は昨オフに自身のSNSで妻の真美子さんが第1子を妊娠したことを明らかにしており、出産に立ち会うためにこのルールを利用した。
MLBと選手会の労使協定によって決められたルールブックによると、父親リストは「Paternity Leave List(父親の育児休暇リスト)」と呼ばれるもので、選手自身の子どもが生まれる、または養子縁組をするときに利用することが可能。出産予定の48時間前からこのリストに入ることができる。期間は最短で1日、最長で3日まで。リスト入り期間中も、通常通り給料が支払われる。
父親リストが導入されたのは2011年年からだが、導入当初は批判的な意見も出た。2014年4月にはメッツのダニエル・マーフィー内野手が父親リストを利用してチームを離脱し、米メディアで厳しく批判する意見が出るなど大きな議論を呼んだ。
現在は、選手が子どもの誕生にともない産休を取ることが当たり前となっている。パドレスのダルビッシュ有投手やカブス鈴木誠也外野手も過去にこれを利用している。