
<イースタン・リーグ:日本ハム-西武>◇16日◇鎌ケ谷
左肘の故障で2軍調整中の西武の武内夏暉投手(23)が、2度目の2軍実戦マウンドで4回3失点の投球を見せた。
9日のヤクルト戦(戸田)で2回27球を投じて以来、中6日でのマウンド。立ち上がりは今川とマイカから三振を奪うなど、3者凡退の立ち上がり。だが、2回先頭の有薗に右中間へソロを運ばれると、3回にも2死から今川、水谷、マイカに3連打を浴び、味方の失策も絡んで2点を失った。
4回は走者を出しながら無失点に抑え、5回から2番手ロペスにマウンドを譲った。4回を70球、6安打無四球3失点5奪三振の内容だった。速球の最速は、球場表示で149キロだった。
昨季10勝6敗でパ・リーグ新人王に輝いた武内は、今年1月の自主トレ中に左肘に違和感を覚え、その後「左肘内側側副靱帯(じんたい)不全損傷」と診断されていた。3月26日、4月2日と2度のライブBPを経て、実戦の段階に入っている。西口文也監督(52)は5月中の1軍復帰を構想している。