
気になる入れ替え&ファーム情報を、球団別で送ります。パ・リーグ編。
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【オリックス】11日にベテラン平野が出場選手登録を抹消された。すでにNPB通算250セーブと700試合登板を達成している。代わって登録された阿部は同日楽天戦に2番手で登板し、1失点だった。ウエスタン・リーグでは、オンラインカジノ利用で約1カ月間活動を自粛していた山岡が2日連続登板。13日には2死満塁を空振り三振に仕留めるなど、1回1/3を無失点に抑えた。
【日本ハム】10日に右前腕部を痛めていたマルティネスが1軍登録を抹消された。11日に北海道内の病院で検査を受け「右前腕屈曲回内筋群筋損傷」と診断され全治5週間の見込み。2軍では先発調整中の投手が好調で、8日に細野が6回1/3 103球で6安打2失点、12日には古林睿煬が6回89球で3安打1失点、13日は達が6回2/3 108球を投げ3安打無失点と状態を上げている。
【ソフトバンク】右脇腹を痛めてリハビリ組にいた栗原が実戦復帰した。12、13日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(京セラドーム大阪)に出場し、合計6打数2安打1本塁打2打点。2軍での結果は問われない主力で、リハビリのプログラムを無事にクリアすれば1軍に復帰する。貴重な中継ぎ左腕の田浦は11日のオリックス戦で1回無失点投球。初セーブでアピールに成功した。
【ロッテ】ドラフト1位ルーキー西川が2軍に降格となった。開幕スタメンを勝ち取るも19打席連続無安打と不調に陥っていた。代わって2軍で5本塁打を記録し打率3割6分5厘の山本が今季初昇格。打撃不振のチームの起爆剤として期待がかかる。ファームでは新外国人の育成野手アセベドがここまで3本塁打を放つなど、15勝1敗2分けとトップを独走している。
【西武】即戦力としてリーグトップの打率を誇ったドラフト2位渡部聖が右足首捻挫で13日に登録抹消された。全治1~2週間とみられ、この間、誰が好調ルーキーの穴を埋めるか。まずは2軍から岸が昇格。22年ドラフト1位の蛭間も意地を見せたい。中村剛とともにプロ24年目を迎える大ベテラン栗山はここまで2軍で打率2割7分3厘。じっくり準備して時を待つ。
【楽天】野手は中島、堀内、投手は松田、加治屋が今季初昇格した。2軍戦では中島が打率3割2分8厘、2本塁打、4打点、5盗塁、堀内は打率3割7分5厘、3打点と好調。松田も2試合で計11回2/3を投げ防御率0・77と安定した成績を残して1軍に合流し、中継ぎでの活躍が期待される。加治屋は昇格後、3試合に登板して3回1/3を無失点と好スタートを切った。