
各チームの現在地を紹介します! 球団別に担当記者が選んだ先週のMVP、今週の見どころ、入れ替え&2軍情報、広報情報をお届けします。
【西武】
<先週のMVP>菅井の好投が大きかった。9日のロッテ戦(大宮)で6回無失点で1勝目を挙げた。91敗の昨季、ロッテは4勝21敗の天敵だった。しかも同じ4月9日の大宮でのロッテ戦から大型連敗と黒星地獄が始まっていた。そんな運命的一戦を託されたのが実績が少なく、しかも雨で登板日も相手も変わった若手左腕。先発陣の高橋や渡辺にまだ安定感がない現状で、見事な仕事だった。【金子真仁】
<今週の見どころ>開幕3連敗した日本ハムに、2勝1敗でやり返して勢いがついた。パ打率1位のルーキー渡部聖の負傷離脱は、短期間の想定とはいえ痛い。低空飛行だったセデーニョ、ネビンの助っ人コンビに快音が出始めたのは光明だ。西口監督も前週から打順を動かし始め、その日その日の最適解で戦っていく。苦しむ高橋は久々の白星をかけ、15日のオリックス戦に先発する。
<入れ替え&2軍>即戦力としてリーグトップの打率を誇ったドラフト2位渡部聖が右足首捻挫で13日に登録抹消された。全治1~2週間とみられ、この間、誰が好調ルーキーの穴を埋めるか。まずは2軍から岸が昇格。22年ドラフト1位の蛭間も意地を見せたい。中村剛とともにプロ24年目を迎える大ベテラン栗山はここまで2軍で打率2割7分3厘。じっくり準備して時を待つ。
<広報情報>18日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)は「ライオンズ75周年シリーズ」として開催。OBの森祇晶氏(日刊スポーツ評論家)、石毛宏典氏、鹿取義隆氏、辻発彦氏がセレモニアルピッチを行う。当日は伝統と革新を表現した限定の「75周年ユニホーム」を着用しての試合になる。