
最速157キロ右腕の「火球男」こと日本ハム古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)の本拠地デビューが決まった。敗れた西武戦後、新庄監督が会見場に異例の登壇。「昨日(12日)、台湾のスーパースター古林が2軍で89球を投げて準備万端。23日エスコン(での楽天戦)で初先発してもらう。会見させてもらったのは、その報告」とあえて目立つ形で発表した。
期待の新戦力は右脇腹痛で出遅れたが、3月下旬から2軍で先発調整を開始。イニングと球数を増やしながら3試合登板で3勝0敗、防御率1・72とポテンシャルの高さを見せている。指揮官も昨季の台湾MVP右腕を「最多勝を狙えるぐらいの投手だと僕は見ている」と高く評価するからこそ、「やっぱり(デビューは)エスコンじゃないといけない投手」。1軍には15日から合流させる予定で「23日、しっかり期待してもらっていい」と話した。