
<ナショナルズ8-2ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇ナショナルズパーク
ナショナルズが、ドジャース大谷翔平投手(30)を第5打席の1安打に抑えるなど、序盤から主導権を握って大勝した。大谷から2三振を奪った先発右腕ブラッド・ロード(25)は、今季初昇格の新人だった。
デーブ・マルティネス監督は「オオタニは球界最高の選手。その相手から三振を奪ったことで、ロードは乗っていけたと思う。ストライクゾーンを攻めて、素晴らしい投球ができた」とルーキーを称賛した。
ロードは、昨年までホームセンターの店舗でバイトをしながらマイナーでプレーしていた。22年ドラフト18巡目という下位指名でナショナルズに入団し今季開幕でメジャーに昇格し、3月30日のフィリーズ戦で中継ぎとしてデビュー。この日のドジャース戦がメジャー初先発で、いきなり大谷との対戦となった。1回先頭の第1打席にフルカウントからフォーシームで空振り三振を奪い、これがメジャー初の奪三振。3回先頭の第2打席はスライダーで空振り三振を奪った。
大谷に対するアプローチを問われると「攻めていった。彼は偉大な選手だけど、攻めの姿勢で向かった。昨季のMVPだし、初めての三振をそんな彼から奪えたことはすごく特別だと感じる」と笑顔を見せた。