
<明治安田J1:横浜-東京V>◇5日◇第9節◇日産ス
人気プロレスラー諏訪魔を父に持つ横浜F・マリノスDF諏訪間幸成(こうせい、21)が、ホームの東京ヴェルディ戦でプロ初先発を果たした。
父譲りの186センチ、85キロという屈強な体。今春に筑波大サッカー部を退部し、ユースまで過ごした横浜と1年前倒しでプロ契約した。2月23日の広島戦で後半43分から途中出場して初出場。その後は出番がなかったが、1週間で3試合目となる連戦の中、DFライン4枚の左センターバックで起用された。
持ち味は対人の強さだが、この日は落ち着き払ったラインコントロールに、丁寧なビルドアップが目に付いた。前半21分にクロスボールから右センターバックのキニョーネスの背後を突かれ、東京VのFW木村にダイビングヘッドでネットを揺らされたがオフサイドでノーゴールだった。
後半も沈着冷静なプレーは光った。後半26分には球際の競り合いで相手FW山見の足が当たり、痛みで顔をしかめたが、すぐに何事もなかったようにプレーに戻った。
後半27分には東京Vにエリア内でボールをつながれた。FW染野に左足でゴールを狙われたが、諏訪間はすぐに足を伸ばしてブロック。ピンチを確実に防いだ。さらに30分にはゴール前でFW木村の足もとにクサビが入ったところ、後方から一気に圧力をかけてボールをカットする。その2分後にはミドルゾーンまで一気に走り、相手パスをカットと機転の利いたプレーを次々と見せた。
横浜は1点を奪えず勝利はならなかったが、安定感あふれる諏訪間の存在もあって無失点で試合を終えた。