
<イースタン・リーグ:オイシックス2-1西武>◇4日◇ハードオフエコスタジアム新潟
オイシックスの先発左腕、新潟市出身で元中日、DeNAの笠原祥太郎(30)が、勝ち星はつかなかったが7回2/3を6安打1失点に抑える好投を見せ、地元でNPB復帰をアピールした。試合はオイシックスが西武に2-1でサヨナラ勝ちした。
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淡々と投げた95球だった。笠原は適時打で1-1に追い付かれた8回表2死一塁で降板するが、2個の併殺を奪うなど要所を締めた。「いつも走者が出るとワチャワチャするけど、今日は落ち着けた」。3者凡退は4、5回の2度だったが、走者を背負っても打者との間合いをずらすなど、冷静に投げ抜いた。
昨季から握りを変えたチェンジアップが有効だった。1回表1死二塁から2者連続、そして7回2死三塁からと、ピンチで決め球にし空振り三振に仕留めた。「安定していた。゛マダックス゛を狙えた投球だったが、それは次回に」。武田勝監督(46)が100球未満の完封を期待していたほどの出来だった。
今季初登板のロッテ戦(3月20日)は4回8安打4失点だったが、前回登板の巨人戦(3月27日)は6回1/3を4安打1失点。試合を重ねながら内容も向上している。中日、DeNAを経て台湾でプレーし、昨季オイシックスに入団。2年目の今季、「結果を出せているので、この感じでいけたら」。NPB復帰期限は7月。手応えはある。【斎藤慎一郎】
○…試合を決めたのは代打の中山翔太(28)だった。1-1の9回裏2死三塁、9番藤原大智(25)に代わって打席に入ると、強烈な内野ゴロが相手の失策を誘った。チームメートから水をかけて祝福されるが、「失策なのであまりうれしくないです」。もっとも「内容がいいので使ってみたかった」という武田監督の期待に沿う結果は出した。「コンディションはいい。あの打球の感触も悪くなかった」と勝利につなげる土台は整っていた。