
<阪神6-6DeNA>◇2日◇京セラドーム大阪
頼れる5番! 阪神大山悠輔内野手(30)が2打席連続、長打でタイムリーを決めた。1点を追う6回の第3打席。佐藤輝、森下がつくった1死一、二塁チャンスで、DeNA2番手の中川颯から左翼手の頭を越える同点適時二塁打を放った。7回の第4打席でも、右翼線へ2点適時三塁打。躍動した若手3、4番コンビに負けじと、先輩としての堂々たる姿を披露した。
「ここまで凡退が続いていたので、チャンスの場面で思い切って打ちにいきました。結果が出て良かった」
第4打席、三塁に到達した大山は、塁上でほおを緩ませた。開幕からここまでの4試合で、打率は1割3分3厘。この日も、第2打席まで三ゴロ併殺、三ゴロと凡退したが、右へ、左へと広角に放った連打。チームに貢献し、安堵(あんど)の表情を浮かべた。昨季3、4月は2割2分9厘で1本塁打だが、優勝、日本一の23年は3割2厘で2本塁打。中軸を担う大山のシーズン序盤からの躍動は、王座奪回につながる。
三塁打の場面では、打球が落ちたことを確認すると、一心不乱に激走する姿も見せた。この日は、無安打が続いていた3番佐藤輝が11回までに2安打、4番森下は4安打と活躍。大山は、適時打で追加点を入れた3月28日の広島との開幕戦後には「あそこでなんとか1点を取るのが仕事。何よりチームが勝ったことが一番」と語っていた。クリーンアップ最年長の男が、結果でも、背中でも存在感を示した。
チームは7回には3点リードとしたが、8回に同点とされた。それでも7回までに6得点。若虎2人とともに、藤川阪神のクリーンアップとして、今季初の打点そろいぶみで、打線を引っ張った。【塚本光】