
<阪神6-6DeNA>◇2日◇京セラドーム大阪
阪神佐藤輝明内野手(26)が17打席ぶりのヒットを一時同点の適時二塁打で決めた。1点を追う4回に右中間を破った。3月28日の開幕広島戦の初打席で2ランを放って以降音なしだったが、6回にも右前打に運び、今季初のマルチ安打もマークした。投手陣が打ち込まれたが3番佐藤輝、4番森下、5番大山の中軸「森大佐」が今季初めて打点そろい踏み。試合は延長12回6-6のドローに終わったが、満員札止めの京セラドーム大阪を盛り上げた。
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長いトンネルだった。試合を振り出しに戻す一打。17打席ぶりのヒットが、同点二塁打になり、佐藤輝が喜びを爆発させた。DeNA先発大貫からファウルで粘ったカウント1ボール2ストライク。5球目139キロスプリットを右中間へ運んだ。打球は飛びついた右翼三森のグラブをかすめて右中間を破る二塁打。一走中野のホームインを見届けた佐藤輝は、二塁ベース上で、両手を4度たたき感情を爆発させた。
「早めに追いつきたい場面で、何とか食らいつこうと打席に立ちました。中野さんもよく走ってくれて得点につながってよかったです」。4番森下が逆転打で続き、ホームを踏むとナインからも手荒い祝福を受けた。
大貫には昨季まで通算22打数2安打と苦しんだ。苦手右腕を攻略してのお目覚め打。3月28日の開幕広島戦(マツダスタジアム)で初回の今季初打席で先制1号アーチを決めた。しかし、そこから16打席無安打。11個の三振も積み重ねる不振が続いていた。今季初戦で上げた快音から遠ざかった和製大砲は試合前練習のティー打撃では、和田1、2軍打撃コーディネーターと話し込んだ。小谷野打撃コーチらともコミュニケーション。直後に始めたフリー打撃では深い京セラドーム外野席へ広角に柵越えを連発させていた。
再逆転され1点を追う6回1死からも再び大貫を攻略。初球123キロカーブを右前に運んだ。この日2度目の森下との連打で大貫は降板。大山の一時逆転二塁打へつなげた。
藤川球監督が生み出した3番佐藤輝、4番森下、5番大山の新クリーンアップ。佐藤の復活打が起爆剤になった。今季初の3人での打点そろい踏み。球団創設90周年の猛虎クリーンアップが真価を発揮した。