
関甲新学生野球1部春季リーグが5日に開幕する。悲願の初Vを狙う新潟医療福祉大は、リーグ通算3本塁打の4番安藤廉内野手(4年=前橋育英)が打線の要。自慢の打棒を見せつける。1部唯一の国立大、新潟大は南善生投手(3年=金沢桜丘)が新エースに名乗りを上げ、自身リーグ初勝利をつかみ取る。
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4番を託される安藤のまなざしは真っすぐだった。「打ってこその4番というか。周りに文句を言わせないほど、自分が打ってやればいい」。打線の大黒柱を担うだけに、警戒されることは百も承知。その上を行くための準備をこの一冬でしてきた。
衝撃の1発で、より強打を印象づけた。昨秋、関東地区大会に初出場。初戦の中央学院大戦(千葉連盟)で、清水一真投手(現東京ガス)から逆方向の左中間深くに2点本塁打をたたき込んだ。「自信になったけど、あの本塁打を超えるために冬も頑張れた」。長打力に加え、ミート率を高めることに着手し、バットを振り込んできた。
今まではリーグの2強、上武大と白鴎大を「倒したい」が目標の1つだった。関東地区大会出場をきっかけに「もう神宮、大学選手権しか狙ってない」と上方修正した。自身もベストナインと最多打点の複数タイトルを狙う。「タイトルも神宮も、絶対に達成する。士気も高まってるし、あとはやるだけ」。チームとしても、個人としても最高の春にする。【斎藤慎一郎】
◆安藤廉(あんどう・れん)2003年(平15)12月16日生まれ、群馬県出身。新町第二小2年から野球を始める。新町中では高崎中央ボーイズに所属。前橋育英では3年夏に甲子園出場。新潟医療福祉大では3年春に指名打者でベストナイン、3年秋に最多打点のタイトルを獲得。183センチ、97キロ。右投げ左打ち。