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“ミスターゼロ”鈴木彩艶、無失点ドロー クロスはね返し、DF背後もケアもパルマは勝ちきれず


日本代表のゴールキーパー鈴木彩艶は、セリエA第30節でパルマの一員としてベローナとのアウェー戦にフル出場し、0-0で試合を終えました。試合開始直後に危機を迎えたものの、クロスバーに助けられ失点を免れました。その後も鈴木は鋭いクロスを的確に処理し、ディフェンスラインの背後を狙ったパスも相手に渡さず、安定感を発揮しました。試合終了間際には相手のフリーのヘディングシュートが枠を外れ、鈴木は何度もピンチを防ぎました。鈴木は自らの成長について、シュートストップだけでなくクロスや背後への対応も評価しているとし、この日に見せたプレーがその成長を証明しました。一方でパルマは攻撃の課題を抱え、3試合連続の引き分けで、降格圏から僅か3ポイント差の厳しい状況が続いています。

GK鈴木彩艶(2024年10月撮影)

<セリエA:ベローナ0-0パルマ>◇31日(日本時間4月1日)◇第30節◇ベローナ

パルマの日本代表GK鈴木彩艶(23)がアウェーのベローナ戦にフル出場し、スコアレスドローで終えた。

開始1分、ベローナのCKでニアでフリックされ、ファーポストに入ったモスケラに頭で合わせられたが、ボールはクロスバーを直撃。幸い早々の失点は免れた。前半27分には鋭いクロスボールをパンチングではねかえし、同34分にはCKから鋭いボールをニアサイドへ送られたが、素早くブロックし、相手シュートを打たせなかった。

その後もDFラインの背後を狙ったパスを的確にカバーするなど、日本代表でのプレー同様に安定感を見せつけた。後半は相手のシュートが枠内に飛んでくることはなく、試合終了間際にフリーでヘディングシュートを打たれたが、ここもゴール上に外れた。互いに攻め手を欠いた一戦ではあったが、鈴木の落ち着き払った振る舞いはチームに安心感を与えるものだった。

3月の日本代表戦では2試合ともに完封。常に「ゼロで終えることを考えている」という“ミスターゼロ”だ。イタリアでの成長を問われた際には「ゴールキーパーとしてゴールに向かってきたシュートを守るっていうのもそうですけど、クロスであったり、背後へのボールだったり、そういったところを守るいうところも常日頃からコーチに言われてるところ。ゴールを守るところだけじゃないっていうのはレベルアップしてる部分かなと思います」とコメント。この日は、まさにシュートストップ以外の部分での成熟度が見えた試合だった。

残留争いの渦中にあるパルマは3試合連続のドローとなった。30試合を終えて勝ち点26で16位。降格圏の18位エンポリとは勝ち点3と詰まっており、厳しい状況は続いている。キブ監督は「いくつかチャンスはあったが、前線は勢いを欠くものだった。ここ5試合で勝ち点6を挙げることはできたが、願わくばもう少し欲しかった」などとコメント。守護神・鈴木が体を張っているだけに、攻撃の奮起が求められる。

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