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【センバツ】智弁和歌山31年ぶり春Vならずも復活告げた 「弱くなった」屈辱3年間乗り越え


智弁和歌山はセンバツ高校野球で決勝に進出しましたが、横浜高校に11-4で敗れ、31年ぶりの優勝を逃しました。エースの渡辺颯人投手は連戦の疲労により力尽きましたが、チームは一定の復活を見せました。中谷仁監督のもとで新たな智弁和歌山を築く試みが続いていますが、過去の甲子園での成果に比べて「智弁和歌山は弱くなった」との批判もある状況です。中谷監督は、智弁の名声に甘んじることなく地道な努力でチームを再建し、再び甲子園での飛躍を誓っています。

智弁和歌山対横浜 選手にサインを送る智弁和歌山の中谷監督(撮影・石井愛子)

<センバツ高校野球:横浜11-4智弁和歌山>◇30日◇決勝

智弁和歌山は、31年ぶりの紫紺の大旗に手が届かなかった。94年に優勝して以来、センバツの決勝は4連敗となった。

渡辺颯人投手(3年)がついに力尽きた。初戦から5試合連続で先発。好投続きでチームを決勝に導いたエースは、1-1の3回に勝ち越しを許すと、6回に6失点でイニング途中KO。強力打線に屈した。

それでも、復活を印象づける大会だった。甲子園通算68勝の高嶋仁監督(78)のあとを継いだ中谷仁監督(45)のもと、21年夏の甲子園を制覇。新しい智弁和歌山を作り上げた。

だが、その後の甲子園では「出ると負け」。3大会連続で初戦敗退の憂き目にあった。「智弁和歌山は弱くなった」。厳しい声が聞こえてきた。今の選手は智弁和歌山の名前に甘えていると、中谷監督が案じる時期もあった。「本当の現在地を知る必要がある」と内外に発信してきたが、思うように結果は出なかった。

甲子園では勝てていなかったが、極端な「低迷」だったわけではない。21年夏の優勝以来、世間の求めるものが高くなっていた。名門ならでは苦悩の中、逆襲を誓う中谷監督の指導法にも試行錯誤が加わった。選手の獲得ルートも広がった。悔しさをバネにしながら、じわじわと力を蓄え、久しぶりに甲子園で存在感を見せた。

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