
<DeNA0-1中日>◇29日◇横浜
DeNAが中日投手陣の緩急自在な投球に惑わされ、2安打完封負けで今季初黒星を喫した。80年以来45年ぶりとなる2年連続の開幕2連勝とはならなかった。
雨のため試合開始時間が30分繰り下げられてスタートした一戦。先発マウンドには587日ぶりの本拠地復帰登板となったトレバー・バウアー投手(34)が上がった。立ち上がりの1回からフルスロットル。いずれもナックルカーブでわずか11球(ボール球は1球)の3者連続三振で幕を開けた。
しかし2回2死から四球と中前打で一、三塁とすると、木下に153キロ直球を捉えられ、先制適時打を許した。4回には細川、カリステ、板山といずれも直球を捉えられて3連打を浴び無死満塁。ピンチを招くも、木下を二飛、松葉を空振り三振、岡林を中飛と打ち取り、無失点で切り抜けた。バウアーは力強く雄たけびをあげて喜びの感情をあらわにした。粘りの投球で6回6安打1失点8奪三振にまとめるも、白星とはならなかった。
打線は中日松葉の緩い球にタイミングが合わず。4回先頭、筒香が内野安打でチーム初安打を放つも、オースティンの投直に飛び出して戻れずダブルプレーを食らった。6回1死からは梶原が中前打でこの試合初のクリーンヒットを放つも、けん制死となってチャンスは広げられなかった。松葉には7回2安打無失点に封じられた。8回には1死一塁から佐野、京田と代打攻勢に出るも1点は遠い。9回は守護神松山に封じられ、完封負けで今季初黒星となった。