
楽天のドラフト1位宗山塁内野手(22=明大)が、28日の開幕戦での活躍を思い描いた。グラウンドで内野ノックなどの守備練習を終えた後、室内練習場でマシンを使用して、開幕戦で対戦するオリックス宮城を想定したバッティング練習に汗を流した。相手はリーグを代表する左腕。「決め球が多いというか、どの球でも最後決められる、レベルの高いピッチャーだと思う」。タイミングの取り方など試行錯誤を重ねる中、最終的には手応えを感じたようだ。
オープン戦では15試合で打率2割3分1厘、4打点をマーク。「(大学時代とは違って)ストレートの強さ、決め球がしっかりあるのが一番の違い。追い込まれてからは、なかなか簡単には出してもらえない」と、プロの技を痛感した。本番へ標準を合わせて、残りわずかな時間も無駄にはしない。