
ヴィッセル神戸に頼もしい選手たちが戻ってきた。
25日は神戸市内のいぶきの森球技場で公開練習を行い、DF酒井高徳(34)とDF本多勇喜(34)がこの日から全体練習に合流。最後のミニゲームには参加しなかったものの、ポゼッションメニューなどで元気な姿を見せた。
2月15日のJ1開幕戦で負傷し、右縫工筋肉離れで全治6~8週だった酒井は、状態について笑顔で「良好です」と3度繰り返し、順調な回復ぶりをアピール。本多も「今週中には入れます」と近日中にフルメニュー消化できる見込みだと明かした。
今季の神戸はDF初瀬亮(27)の移籍に加え、酒井や本多、新加入DFカエターノ(25)が離脱するなどサイドバックのやりくりに苦慮。センターバックを本職とするDF岩波拓也(30)やボランチのMF鍬先祐弥(26)らを起用してきたが、思うように結果を出せずにいただけに、近く2人が戦列復帰することは頼もしい限り。実績あるサイドバック2人の復帰に吉田孝行監督(48)は「かなり大きい。どこも(選手が)足りていなかったけど、そこが戻ってくるのが一番大きい」と歓迎。戦力がそろいつつある神戸が、ここからリーグ3連覇に向けて浮上していく。【永田淳】