
ドジャース大谷翔平投手(30)の元通訳で、銀行詐欺罪などで禁錮4年9カ月の判決を言い渡された水原一平被告(40)の収監に向けた出頭期限が24日(日本時間25日)から延期された。
同日、地元テレビ局NBCロサンゼルスが報じた。延期の理由や新たな出頭日などは非公表だという。
水原被告は大谷の口座から約1659万ドル(約24億9000万円)を不正に盗み、胴元側に不正に送金。カリフォルニア州の連邦地裁は2月6日に判決を下し、3月24日正午(同25日午前4時)までに連邦機関に出頭するよう命じていた。
同被告は、24年3月の開幕戦前にギャンブル依存症だとチームの前で告白。違法スポーツ賭博で負けた額を取り返すために、大谷の口座から不正にお金を盗んだことが発覚して契約解除された。
連邦地検との司法取引に応じて罪を認め、判決を言い渡された公判では「大谷選手に本当に申し訳ない。謝罪しても私が犯した罪が正当化されないことは分かっている。この過ちは私の残りの人生に影響を与えるだろうし、結果を受け入れる準備はできている」と謝罪していた。