
2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選の第8戦は25日、各地で行われる。
A組は勝ち点19で首位のイランが突破を決める可能性がある。同16の2位ウズベキスタンとホームで引き分け以上なら自力で4大会連続7度目の本大会出場が確定する。また、悲願の初出場を目指すウズベキスタンもイランとの直接対決を制した上で、UAEとカタールがともに引き分け以下ならイランとともに2位以上が決まる。イランとウズベキスタンは2次予選を含め今予選で3度対戦し、3試合全て引き分けている。
同組で勝ち点10を獲得している3位UAEは北朝鮮、同10で並ぶ4位カタールはキルギスと対戦。両チームとも本大会出場となる上位2チームに入るためには勝利が求められるが、最下位の北朝鮮が勝ち点2、5位のキルギスが同3と差がついており、少なくとも3、4位が回るアジア・プレーオフへの出場権は確保しそうな状況だ。
B組では勝ち点15の首位韓国がホームで同12の2位ヨルダンと対戦。昨年10月のアウェー戦は2-0で勝利しているが、同2月のアジア杯準決勝では0-2で敗れている。この2チームの勝ち点差は3。韓国はここで敗れると順位が入れ替わるだけでなく、最下位のパレスチナと対戦する3位イラク(勝ち点12)の結果次第では自動出場圏外となる3位転落の可能性もある。
C組では突破を決めた日本がホームで3位サウジアラビアと対戦。2位オーストラリアは中国とのアウェー戦に臨む。オーストラリアは勝ち点10、サウジアラビアは同9。同6で並ぶインドネシアとバーレーンが生き残りを懸けてぶつかる。
◆第8戦の対戦カード
▽A組
キルギス-カタール
イラン-ウズベキスタン
北朝鮮-UAE
▽B組
韓国-ヨルダン
クウェート-オマーン
パレスチナ-イラク
▽C組
日本-サウジアラビア
中国-オーストラリア
インドネシア-バーレーン
◆W杯アジア最終予選 アジアの本大会出場枠は8・5。2次予選を勝ち上がった18チームが3組に分かれ、各6チームがホームアンドアウェーの総当たりで争う。各組2位までが本大会出場権を獲得する。各組3、4位によるプレーオフは計6チームが3チームずつ2組に分かれ、総当たりで各組1位がW杯に出場。2位同士の直接対決に勝ったチームは大陸間プレーオフに回る。
◆アジア最終予選各組勝敗表
▽A組
1位 イラン 勝点19 得失差+9
2位 ウズベキスタン 勝点16 得失差+4
3位 UAE 勝点10 得失差+6
4位 カタール 勝点10 得失差-3
5位 キルギス 勝点3 得失差-8
6位 北朝鮮 勝点2 得失差-8
▽B組
1位 韓国 勝点15 得失差+7
2位 ヨルダン 勝点12 得失差+6
3位 イラク 勝点12 得失差+2
4位 オマーン 勝点7 得失差-3
5位 クウェート 勝点5 得失差-6
6位 パレスチナ 勝点3 得失差-6
▽C組
1位 日本 勝点19 得失差+22
2位 オーストラリア 勝点10 得失差+5
3位 サウジアラビア 勝点9 得失差-2
4位 インドネシア 勝点6 得失差-7
5位 バーレーン 勝点6 得失差-7
6位 中国 勝点6 得失差-11