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【西武】純粋な高橋光成、マウンドでは優しき心を無理して隠し雷神として白球を握る/取材後記


西武ライオンズの高橋光成投手が、水墨画家のこうじょう雅之氏に依頼して制作された水墨画「雷神」とともに対談を行い、復活への意気込みを語りました。高橋選手は昨シーズン0勝11敗の結果に終わったものの、絵の力で魂を奮い立て、新たなシーズンへの決意を表明しています。対談は日刊スポーツ新聞社で行われ、高橋選手はその見た目とは裏腹に、素直で親しみやすい性格を垣間見せました。また、優しい心の持ち主として知られ、試合中の出来事にも謝意を表す一面が取材を通じて浮かび上がります。絵を通じて力を得た高橋選手は、今後の活躍に向けた強い意志を示しています。

「雷神」と題された水墨画を手に笑顔を見せる西武高橋光成(左)とこうじょう雅之氏(撮影・浅見桂子)

<番記者プロデュース>

歴史的大敗からの西武復権は高橋光成投手(28)の右腕にかかる。昨季は0勝11敗。ロン毛エースは魂を揺さぶる絵を求めた。「武人画師」として知られる水墨画家のこうじょう雅之氏(46)に作品を依頼し、投げる姿を表現した水墨画の完成記念に東京・日刊スポーツ新聞社で対談を行った。「番記者プロデュース」の西武編第2弾を、前後編でお届けした取材後記です。【取材・構成=金子真仁】

   ◇   ◇   ◇

対談は3月半ば、東京・築地の日刊スポーツ本社で行われた。待ち合わせ時間前、前方から歩いてくる高橋の姿に「おっ」と声が出た。ロン毛を結い、紺一色のコーディネート。(行ったことないけれど)ここはイタリアかと思った。

粋な下町、強烈なオーラはどうにも目立つ。でも高橋は朗らかだ。「よろしくお願いしま~す」。いきなり興味津々だ。「え~っ、新聞の自販機ってあるんですね。これはYouTubeの配信中とか? ボートレースの予想ですか? 群馬にも桐生ありますよ」。通りがかりのファンに握手を求められ、快く応じた。

社屋に入る。スポーツ名場面の写真が通路を彩る。「僕もいつかここに載りたいな~」。怖そうに思われることも時にあるけれど、高橋は野山を駆けた少年時代から純粋だ。23日のDeNA戦で死球。取材では「桑原選手には申し訳なかったです…」と声を落とし、帰り際にも家族含め、桑原への心配を続けていた。マウンドでは優しき心を無理して押し込め、雷神として白球を握る。【金子真仁】

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