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【東京V】千田海人、驚異の回復力で全体練習復帰「もっとハングリーに」チームの課題に意欲示す


東京ヴェルディのDF千田海人が、3月の負傷からわずか3週間で驚異的な回復を見せ、24日にチームの全体練習に合流しました。当初、全治6週間と診断されていたものの、メディカルチームのサポートにより、想定より早い復帰となりました。負傷明けにも関わらず軽快な動きを披露しつつも、長いスプリントは控え、慎重に訓練を進めています。チームは3月末から連戦を迎えるものの、無理せず4月以降の復帰を目指しています。また、千田は負傷期間中にチームの姿勢や雰囲気の課題を認識し、選手たちにもっと情熱を持ってプレーする必要性を感じたと述べています。彼の早期合流は若いチームにとって大きな刺激となるでしょう。

驚異的な回復力でチーム練習に合流した東京Vの千田海人

東京ヴェルディDF千田海人(30)が24日、全体練習に合流した。3月2日のG大阪戦で負傷。左ハムストリング腱膜損傷で全治6週間と診断されていた中、わずか3週間ほどでの驚異的な回復力を見せた。

負傷明けとは思えない軽快な動きを披露し、パス回しや鳥かごなどのメニューをこなした。持ち前の激しく球際で競り合う状況こそなかったが、順調に戦列復帰への階段を上っている。

全体メニューに合流したことに「いや全然まだっすね。完全(合流)というか部分というか。でも思ったよりだいぶ状態が良くて。かなり早まりましたね」と表情は明るい。メディカルチームのサポートのもと「色々と取り入れてって感じです」。当初は出血が多かったが、血の引きが早かったという。

ただ「マックスで試合やるのはまだちょっと怖い感じですね」。この日のトレーニングでも長いスプリントは避け、ショートスプリントに限定したという。

チームは3月29日の柏レイソル戦を皮切りに、FC東京戦、横浜F・マリノス戦と1週間で3試合という連戦を迎える。実力チームばかりとあって復帰への期待は高まるが「(トレーニングを)やりながらという感じ」。この3連戦に向け、無理にコンディションを合わせることはしない。現実的には、さらに連戦となる4月2週目以降が復帰時期となってきそうだ。

負傷離脱によって外から試合を見たことで、客観的にチームの課題も感じられた。その一つがチームの雰囲気や姿勢。城福監督がよく口にする部分と一致した。

「若いチームだからこそ、もっと元気やギラギラしたものを持ってやっていいんじゃないかなと思う。このチームやりそうだなっていう、なんか怖さみたいなもの、姿勢というか心の持ちようが見えないというか。やらされている感じでなく、もっと自分たちでこうやりたいみたいな欲求にかられたようなモチベーションが。そういうところから色々と変わってくると思いますね」

指揮官がよく使うフレーズの「頭から湯気を出して」トレーニングに励む。靴一足分にこだわるボールへの執着心。そんな心持ちに共感している。外から自分たちのサッカーを見たことで、泥臭く戦う原点に立ち返る思いを強めた。

「監督が言ったことをやれないと試合には出られない世界だけど、その中で自分の良さとかも出していかないといけないし。なんかそれ以上にもっとこう、気持ちで、自分が失っちゃいけないものとか、もっと出していかないといけない。いい子すぎるっていうか、もうちょっとハングリーにやっていいかなと思います」

ハングリー精神。6年在籍したブラウブリッツ秋田ではJ3からはい上がってきた苦労人だけに、そこを強調する。

「マテウスもこの間話していたけど、ヴェルディがJ2で全然お客さんも入っていない時から知っている。俺もそういう時を知っているから、やっぱりそこに戻りたくない。戻りたくないよねっていうところから出てくる必死さ。これを失った先に何が待っているか、っていうのをもっとイメージするとか、今の環境にもっと感謝するとか。そういう思いを持つだけで全然変わる」

尖ったヴェルディの体現者。熱き思いを持った千田の早期合流は、苦戦が続く若いチームへの処方箋となりそうだ。

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