
<センバツ高校野球:東洋大姫路2-6広島商>◇24日◇2回戦
優勝候補の一角、東洋大姫路(兵庫)が2回戦で姿を消した。同じ地区王者の広島商との注目対決に敗れた。
1回戦で右肘に張りを訴えたエース阪下漣投手(3年)は登板を回避。また、初戦に「3番遊撃」で2安打していた攻守の要・高畑知季内野手(3年)も体調不良でベンチ外と、厳しい状況だった。
初戦で8回無失点のスーパー救援を見せた木下鷹大投手(3年)が先発。順調に滑り出したが、2回にミスの連鎖と満塁での適時三塁打などで一挙6失点。これが致命傷になった。
19年夏に履正社(大阪)を甲子園優勝に導いたOBの岡田龍生監督(63)が22年4月に監督就任。強化を進め、昨秋の近畿大会で優勝した。明治神宮大会でも、優勝した横浜(神奈川)と延長タイブレークで渡り合った。目標とする全国制覇は夏に持ち越しとなった。