
<欧州ネーションズリーグ:ドイツ3-3イタリア>23日◇準々決勝第2戦◇ドルトムント
ドイツはイタリアと3-3で引き分け、2戦合計5-4で勝ち進んだ。6月の準決勝でポルトガルと顔を合わせる。
第1戦を2-1で逆転勝ちしたドイツは、ホームのサポーターの後押しを受け、前半だけで3ゴールを奪った。30分に主将のDFキミヒ(バイエルン・ミュンヘン)のPKで先制すると、その6分後にも追加点を挙げた。
獲得した右CKで、ホームのボールパーソンがキミヒに素早く「パス」。そこからのリスタートをMFムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)が右足で合わせた。イタリアは守備陣形を整える前で、GKドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)もゴール前から離れていた。
前半終了間際にもキミヒの右クロスを長身FWクラインディーンスト(ボルシアMG)が頭で押し込んで3-0。ナーゲルスマン監督は「前半は最高。信じられないほどアグレッシブで当然のリードだった」と話した。
だが、後半から一転。気の緩みもあったのか、「後半は少し違った。立ち上がりで失点し、その後、プレッシャーを感じ始めた」。4分にキミヒのボールロストからFWモイーズ・キーン(フィオレンティナ)にゴールを許し、24分にも再びキーンに蹴り込まれた。
後半終了間際にもPKを献上して3-3。だが、2戦合計5-4で勝ち上がり、指揮官は「この2試合から学んだことは我々の成長にとって重要」と締めた。