
<欧州ネーションズリーグ:フランス2-0クロアチア>23日◇準々決勝第2戦◇サンドニ
フランスはクロアチアと延長を2-0で終え、2戦合計2-2からのPK戦を5-4でものにした。FWオリーセ(バイエルン・ミュンヘン)とFWデンベレ(パリ・サンジェルマン)がゴールを決め、PK戦ではGKメニャン(ACミラン)が2本のシュートをセーブした。6月の準決勝ではスペインと顔を合わせる。
第1戦を0-2で落としたフランスは、エースのFWエムバペ(レアル・マドリード)を中心にゴールに迫った。だが、クロアチアのGKリバコビッチ(フェネルバフチェ)の好守もあって前半は0-0で折り返した。
後半7分にオリーセが左足の直接FKで代表初ゴール。同35分にはエムバペの縦パスに抜け出したオリーセが右から折り返し、最後はデンベレが右足で蹴り込んだ。2戦合計2-2となり、延長戦に突入した。
だが、国際Aマッチ通算48ゴールのエムバペが決定機を2度逃す。リバコビッチの好セーブに阻まれ、代表戦では自身ワーストの7試合連続無得点。そうしてPK戦にもつれこんだ。
ここではフランスのGKメニャン(ACミラン)が主役。2本のPKを防ぎ、5-4で制した。殊勲のメニャンは「第1戦のリベンジを果たさなければならなかった。PK戦の可能性もあると思っていたし、準備を整えていた」と語った。
主将のエムバペも「マイク(メニャン)がいれば、PK戦を有利な状態で始められることは分かっている。彼は違いを生み出す」と守護神をたたえた。