
<欧州ネーションズリーグ:スペイン3-3オランダ>23日◇準々決勝第2戦◇バレンシア
スペイン代表のデラフエンテ監督(63)が2試合に渡る激闘の末に破ったオランダ戦について、「観客は大いに楽しめたはずだ」と言及した。
スペインは23日にホームで行われた欧州ネーションズリーグ準々決勝第2戦でオランダと対戦した。オヤルサバル(2得点)とヤマル(1得点)がゴールを挙げ、3-3(2試合計5-5)の激しい点の取り合いの末に迎えたPK戦を5-4で制し、準決勝進出を達成した。22戦連続無敗をキープした後にデラフエンテ監督がインタビューに答えたもようをスペイン紙アスが伝えた。
デラフエンテ監督は勝ち抜きを決めたオランダ戦について、「似た特徴を持つ2チームが攻撃を仕掛け合ったので、観客は大いに楽しめたはずだ。試合のペースがあまりにも速すぎたので、うまくコントロールできないこともあった。世界王者に輝いたことがある3チームとヨーロッパチャンピオンになったことがある1チームで争われるファイナルフォーをまた楽しめるだろう」とコメントした。
6月5日にシュツットガルトで開催される準決勝で対戦するフランス戦については、「我々には時間があるが、明日からスペイン人選手をフォローしていき、フランス代表の情報を収集していくつもりだ」と今後のプランを明かした。
スペインはフランスに勝利した場合、6月8日にミュンヘンで行われる決勝でドイツとポルトガルの勝者と対戦し、大会2連覇を目指すことになる。(高橋智行通信員)