
<センバツ高校野球:健大高崎4-3敦賀気比>◇23日◇2回戦
開幕前に左脇腹を負傷していた健大高崎(群馬)の背番号1、石垣元気投手(3年)が1点リードの9回裏2死一塁から今大会初のマウンドに上がった。
先発の下重賢慎投手(3年)の投球数が130球を超え、四球を与えた直後のマウンドを引き継いだ。
敦賀気比の1番・岡部飛雄馬内野手(3年)への初球が150キロを計測し、球場全体がどよめく。4球目まではすべて見逃しで150キロ超え。最後はカウント2-2の5球目、この日最速タイの152キロで遊飛に打ち取った。
5球ともすべて150キロ超えの直球で圧倒。ゲームセットの瞬間、白い歯を見せた。