【センバツ】地震の被害続く日本航空石川が「カントリーロード」演奏 故郷思う歌詞に反響

東海大札幌対日本航空石川　グラウンドの選手らに声援を送るアルプスの日本航空石川応援団（撮影・上山淳一

＜センバツ高校野球：日本航空石川－東海大札幌＞◇23日◇2回戦

日本航空石川のブラスバンドが、野球応援では珍しい「カントリーロード」を演奏した。

初回、3番の生田目（なまため）佑海内野手（2年）の打席で流れた。

映画「耳をすませば」の主題歌として有名。輪島市にある同校は、昨年1月の能登半島地震で被災。ほとんどの生徒が東京に非難している。野球部は能登に戻って活動していたが、このたび、校舎などに倒壊の恐れがあることが判明。生徒の復帰計画は白紙になり、野球部もセンバツ後に東京で活動することが決まった。

故郷を思う歌であるカントリーロードの選曲に、「早く安心した生活をできるように祈っています」とSNSでも反響があった。

また、学校の特色にちなんだ「浪漫飛行」の伸びやかなメロディーも、好反応だった。