
レアル・マドリードのスペイン代表DFラウール・アセンシオ(22)の市場価値がわずか9カ月で100倍になったことをスペイン紙アスが22日に報じた。
アセンシオは生まれ故郷のラス・パルマスの下部組織出身。13歳でRマドリードに加入し、昨季からBチームのカスティージャに所属。今季開幕時は3部リーグを戦っていたが、ミリトンが負傷したことで昨年11月9日のオサスナ戦でトップチームデビューを飾った。
アセンシオの昨年6月の市場価値はわずか30万ユーロ(約4800万円)だったが、アンチェロッティ監督指揮下のメンバーに加わったことで、今年1月に25倍の750万ユーロ(約12億円)に急増した。そして今月、9カ月前と比較すると100倍の3000万ユーロ(約48億円)にまで達している。
この金額はトップチームの中で、2500万ユーロ(約40億円)のクルトワ、2400万ユーロ(約38億4000万円)のリュディガー、1800万ユーロ(約28億8000円)のメンディ、1000万ユーロ(約16億円)のアラバなどを上回り、トップチームで12番目に高額である。
アセンシオはトップチームデビュー後、公式戦29試合(先発19試合)に出場している。ホームで行われた欧州チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティー戦では、正確なロングパスでハットトリックを記録したエムバペの先制点をアシストし、攻守に渡りチームに貢献している。(高橋智行通信員)