
レアル・マドリードがボーンマスのスペイン代表DFディーン・ハイセン(19)を狙っていると、スペイン紙マルカが19日に報じた。
Rマドリードは今夏、現在抱えている選手たちの状況を分析する必要があるものの、来季に向けて補強が必要なポジションとしてセンターバックを考えているとのことだ。同紙によるとその候補に、アヤックスのオランダ代表DFヨレル・ハト、リバプールのフランス代表イブラヒマ・コナテ、ライプチヒのフランス代表DFカステロ・ルケバ、アーセナルのフランス代表DFウィリアン・サリバなどをリストアップしている中、ハイセンを最有力候補に挙げているという。
ハイセンはアムステルダム生まれ。幼少期にスペインに引っ越し、マラガの下部組織で育った。21年夏にユベントスの下部組織に移籍。24年1月に半年間の期限付き移籍でローマに加入し、セリエAデビューを達成。そして今季開幕前に移籍金1520万ユーロ(約23億5600万円)の5年契約でボーンマスへの完全移籍を果たした。
序盤はレギュラー取りに苦しんだものの、今年に入ってからはすべての試合にフル出場している。今季ここまで公式戦27試合に出場し、2得点を記録。その活躍ぶりが認められ、負傷したバルセロナのイニゴ・マルティネスの代わりとして、20日と23日に行われる欧州ネーションズリーグ準々決勝オランダ戦に向けたスペイン代表に初招集された。
ハイセンの市場価値が4000万ユーロ(約62億円)に見積もられている一方、コナテ、ルケバ、サリバを獲得するためには、Rマドリードにとって予算オーバーになり得る7000万ユーロ(約108億5000万円)を超える移籍金になる可能性があると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)