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【ヤクルト】塩見泰隆が開幕1軍絶望的 左膝を痛め高津監督「ショックだね」山田、村上も離脱中


ヤクルトの外野手、塩見泰隆が古傷の左膝を再び痛め、開幕1軍が絶望的となった。22日の対日本ハム戦の6回表、塩見は守備中に転倒し、左膝を痛めた。高津監督は「ショックだね」と述べ、対処を決めた。昨年の怪我から長いリハビリを経て復帰を果たしていた中での再発で、塩見は慎重に過ごしてきたが、再びアクシデントに見舞われた。山田、村上と他の主力も離脱中で、ヤクルトの今後に不安を残す状況だ。塩見はさらなるリハビリに専念するとみられる。

日本ハム対ヤクルト 6回表ヤクルト1死、中前打を放つ塩見(撮影・垰建太)

<日本ハム3-3ヤクルト>◇22日◇エスコンフィールド

ヤクルト塩見泰隆外野手(31)がアクシデントに見舞われ、開幕1軍が絶望的となった。6回2死一、二塁の中堅守備で古傷の左膝を痛めた。日本ハム今川の中前打にチャージをかけ、バックホームの姿勢に入ろうとした際、芝に足を取られて転倒した。苦悶(くもん)の表情で、しばらく倒れ込んでいたが、その後は自力で歩き、ベンチに戻った。

高津監督は交代を告げた後、頭を抱えた。試合後、指揮官は「ショックだね」と表情を曇らせた。塩見は1人で歩行してチームバスに乗り込んだが、左膝にはテーピングが何重にも巻かれていた。23日に帰京し、24日に検査を受ける。

塩見は昨年5月11日の巨人戦で左膝前十字靱帯(じんたい)と半月板を損傷し、長いリハビリに取り組んできた。今季の開幕戦に照準を定め、1日の2軍巨人戦で約10カ月ぶりに実戦復帰。慎重に復活のステップを踏んできた中で、再びアクシデントに襲われた。

山田、村上も離脱しており、またも開幕前に主力が負傷する事態に。高津監督は「これだけのけが人が出てしまい…。彼もしっかりリハビリをこなして、ここまでたどり着いたのだけど。残念としか言いようがないですね」と無理はさせず、リハビリに集中させる。【上田悠太】

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