
日刊スポーツの精鋭評論家12人が、25年のセ・リーグのペナントレースを占いました。藤川球児新監督(44)が率いる新生チームが2年ぶりV奪回を果たすために必要なことは? 本音トーク満載、順位つきの大予想をお楽しみください。
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優勝争いは阪神、DeNA、巨人の3チームが中心になる。中でも阪神は投手力がリーグNO・1。打線も近本、中野の1、2番の出塁が計算できる。さらにオープン戦等を見ていても3番佐藤輝、4番森下、5番大山、6番前川と続くポイントゲッターも好調だ。特に昨年全員2軍落ちも味わった3、4、5番の3人が崩れなければ、優勝に突っ走ると感じる。仮にその中の1人がダメでも、前川というオールマイティーがいる。3番や5番も打てそうなので安定した中軸が組め、相手には脅威になる。
昨年日本一のDeNAは今年も得点力がある。ただし課題は投手力で、エース東がいてバウアーも戻ったが、ブルペン陣に不安が残り失点をどれだけ抑えられるか。巨人は昨年貯金18のうち、12を稼いだ菅野の穴が大きい。中日からマルティネスが加入して後ろは厚くなっただけに、6回までの得点力がカギになる。
投手力が落ちるヤクルトはどこまで打線がカバーできるか。広島はある程度計算できた九里の穴をどう埋めるか。得点力に乏しい中日はマルティネスまで抜けたが、どう立て直せるか。それぞれ課題を克服できるかが、明暗を分けそうだ。
★大石大二郎氏順位予想
セ=<1>阪神<2>DeNA<3>巨人<4>ヤクルト<5>広島<6>中日
パ=<1>ソフトバンク<2>オリックス<3>日本ハム<4>ロッテ<5>楽天<6>西武