
日刊スポーツの精鋭評論家12人が、25年のセ・リーグのペナントレースを占いました。藤川球児新監督(44)が率いる新生チームが2年ぶりV奪回を果たすために必要なことは? 本音トーク満載、順位つきの大予想をお楽しみください。
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阪神は12球団屈指の投手力が健在です。先発陣は実績組の大竹投手、伊藤将投手が負傷や不調に苦しみ始めたら、門別投手やドラフト1位伊原投手、富田投手が台頭してくる。救援陣も盤石メンバーに加えて、育成1位から支配下登録された工藤投手まで急浮上。誰かがいなくなっても必ず誰かが出てくる構図で、大崩れしそうにありません。
野手は主力メンバーに大きな変化はありませんが、個人的には走力の復活に期待します。カブス戦、ドジャース戦の2試合で計4盗塁。捕手の栄枝選手まで代走で二盗を決めました。モーションが大きく走りやすいメジャー投手とはいえ、藤川新監督のもと「どんどん走れ」という方針を共有できているからこその積極性でしょう。昨季はリーグ5位のチーム41盗塁に終わりましたが、23年までは5年連続でリーグ1位の盗塁数を誇った阪神。持ち前の走力が戻れば、得点力は格段にアップするはずです。
他球団ではバウアー投手で戦力を大きく上積みした24年日本一チームのDeNAが脅威。24年リーグ王者の巨人はマルティネス投手、甲斐捕手、田中将投手らを補強しましたが、それでも昨季15勝3敗の菅野投手の穴は大きいと見ます。
◆岩田稔氏順位予想
【セ】<1>神<2>DeNA<3>巨人<4>広島<5>中日<6>ヤクルト
【パ】<1>日本ハム<2>ソフトバンク<3>ロッテ<4>オリックス<5>楽天<6>西武