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【西武】今井達也3回無安打0封、ドラクエ呪文「パルプンテ」のような魔球スライダーは攻略至難


西武の今井達也投手は、オープン戦でDeNAを相手に驚異的なパフォーマンスを見せた。彼は3回を投げ32球で無失点、被安打ゼロ、4つの三振を奪った。開幕前最後の登板で三振を奪う力を示し、打者9人を無力化した今井は、「9イニング投げる必要を感じていない」と語った。彼の投球は、特に「脱力感たっぷり」なスタイルと、多様に変化するスライダーで印象的だった。今井自身は右打者への直球の精度にはまだ課題があるとし、自己評価は「60点、70点くらい」にとどめたものの、チームの勢いを引っ張った。そして、西武はこれで4試合連続の完封勝利を果たし、オープン戦とはいえ、その守備力と投球陣の力を示した。

西武対DeNA 西武先発の今井(撮影・滝沢徹郎)

<オープン戦:西武2-0DeNA>◇21日◇ベルーナドーム

開幕投手は、開幕前ラスト登板は6回か7回くらい投げなくてはならない-。そんなルールはない。西武の今井達也投手(26)は3回無失点で降板した。32球のみ。理由はこうだ。

「そんなに関係ないかなと思っています。連続して9イニング投げるわけじゃないので、100球も200球も投げる必要はあまり感じてないです」

南郷キャンプのライブBPで「トータルで100球近く投げましたね。でもブルペンとかだったらたぶん30球くらい(が最多)っす」というのが年明けの今井だ。もともと球数がかさむタイプ。ただ開幕後の完投への不安は「ないですね」とその目は揺らがない。

昨季日本一のDeNA打線を圧倒した。打者9人で被安打ゼロ、空振り三振が4つ。打球は1本たりとも外野へ飛ばなかった。それでも今井は自己採点が「60点、70点くらいですか」と厳しい。理由は「右打者にまっすぐを引っかけるのが多かったので」。

明らかなボール球がいくつかあっても、3回32球で圧倒する。脱力感たっぷり投法から153キロ前後を並べ、少し力を入れれば簡単に「157」が出る。スライダーも変化が多様で、ドラゴンクエストの呪文でいうなら「パルプンテ」のような魔球的一品。自滅以外の攻略は至難だ。我流のエース以下の救援陣も直球がうなり、4試合連続の完封勝利を達成。“しょせんオープン戦でしょ”的な空気とはちょっと違う。借金42の西武だとなめたら、痛い目に遭う。【金子真仁】

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