
<オープン戦:ソフトバンク5-1広島>◇21日◇みずほペイペイドーム
初の開幕投手へ向けて、広島森下暢仁投手(27)が3回3安打1失点で最後の調整登板を終えた。
カットボールやチェンジアップなどの変化球を巧みに使い、予定の3回を無四球、34球にまとめた。「今回はあまり対戦していない打者だったので有効的に使えたけど、これからは対戦が多い打者と対戦するので、しっかりと腕振るところは振って、細かいところも意識してやれたら」。上々の試運転にも、初の大役に表情を引き締めた。
春季キャンプで大瀬良、床田と争った開幕投手を勝ち取った。オープン戦でも3試合で防御率は1・64。被打率も2割に抑え、結果でも周囲を納得させた。新井監督は「いいんじゃない。あとは開幕に向けてしっかりと調整してもらえれば」と信頼を口にした。森下も「しっかり映像を見て、対戦相手も見て。本拠地に戻ってやっていけたら」と1週間後の開幕マウンドを見据えた。