
日本プロ野球選手会は21日、都内で日本野球機構(NPB)と事務折衝を行い、球団関係者によるオンラインカジノ利用問題について、選手への処分は「公平な基準」を設けて対応するよう、あらためて求めた。最初に発覚したオリックス山岡泰輔投手(29)は氏名が公表された一方、その後の調査で自主申告した7球団14人は非公表のまま。選手会は「自主申告している選手たちと差異がないよう、考慮してほしい」と要望。NPBも前向きに回答した。
選手会は、同投手は既に社会的制裁を受けているという考え。その点も加味して自主申告者との公平性を保ち、12球団で対応が異ならないようにして欲しいというもの。また、起訴までいかない事案であれば、氏名非公表のまま出場停止は科さず、球団内の制裁金で済ますよう求めている。
その他、3月にWBCが行われる来季は開幕を遅らせること、観戦者によるインプレー中の静止画のSNSなどへのアップを、試合後であれば認めることなどを求めた。