
第97回選抜高校野球大会(甲子園)に出場する東海大札幌(北海道)は20日、兵庫・伊丹市内で1回戦日本航空石川戦(23日)に向けた練習を行った。上田就也外野手(3年)は、この日の第2試合で新琴似シニア時代のチームメート・山梨学院の鳴海柚莱外野手(3年)が、天理戦で逆転打を放ったことを知り、「中学一緒にやっていた友達が活躍するのはうれしい」と刺激を受けた。
中学時代はともに外野手として全国大会4強を2度経験。「試合に負ける気がしなかった。とても心強いチームメートだった」と振り返る。上田は北海道内進学志望だったため、高校からは別のチームでプレー。今回のセンバツでは両校は反対の山に入ったが、「勝負したいって気持ちはある」と決勝での対戦を熱望した。
昨秋は公式戦10試合中9試合に出場して打率は4割5分をマーク。50メートル走5秒98の足も自慢。鳴海に続き、自身もヒーローになるべく「足も絡めながら相手をかく乱する動きをして、逆方向を徹底して打っていきたい」と思い描いた。【保坂果那】